バレーでバックトスをやってみたいな~と思ったことありませんか?バックトスができるようになると攻撃のバリエーションが広がり、点を取る可能性が増えます!この記事を読むと
- バックトスはイメージが大事なのがわかる
- バックトスの練習方法がわかる
- バックトスの注意点もわかる
- 通常トスかバックトスか敵からわかりづらいトスの上げ方を習得できる!
バレーのバックトスが上手くなるコツはイメージにあり!
バックトスが上手くなるにはコツがあります!まずはバックトスのイメージをしてみましょう!
イメージするというのは実はかなり大切で自分の位置からスパイカーまで、こんな感じの曲線でボールをあげるんだな~というのを想像します。想像通りできるようになればバッチリ!
トスをあげるのはセッターが多いですが、セッター以外もあげることはあるので誰でもできるようになって損はない、それがバックトスです。どこの位置にいてもバックトスをできるようにするためにイメージします。『ここの位置からならそんなに飛ばさなくていいな』などイメージを掴んで練習してみるのが大事です。
最初のサーブカット(ディグ)が乱れても、どの位置からでもバックトス使えるのが理想です!実は”バックトスはできない状況”ほどバックトスであげると相手チームはついてこれないものです。『これはバックトスないな』と思える状況であえて使いたいのでイメージ通りのバックトスを習得していきましょう!
バレーのバックトス練習は力加減と反転を早くすることが大事
まずは通常のトス(自分の正面にあげるトス)ができるようになってからバックトスの練習をしましょう!
対人パスでバックトスの練習するのが効果的!
通常の対人パスをするように間隔を開けて向かい合います。自分のところにボールが来たら直上トス(自分の真上にトスをすること)を1球トスをします。トスをあげたらすぐ体を反転させて反対を向きます(相手に背を向ける感じ)。相手は見えなくなりますが、どの辺にいたかイメージついてますよね。そこにボールをあげます。
ウォーミングアップで対人パスをやるチームって多いと思います。その時にバックトスの練習を兼ねて対人パスをやると一石二鳥です。私も学生の頃やってました!お互いバックトスの練習始めたばかりだと対人パスがぐちゃぐちゃになります。部員全員でバックトス練習した最初の時はボールが飛び交っててボール拾いが大変でした。
こちらの記事は通常トスの大事なところをまとめた記事です!点を取っていくためにぜひご覧ください。
地道なトス練習で力加減を覚える
バックトスの練習では『どれぐらいの力を出すとどれぐらい飛ぶのか』というのが大事になります。通常のトスなら相手が見えているので自分の力加減で相手のところまでボールを飛ばすのは容易ですが、バックトスはそう簡単にはいきません。
最初は力加減がわからず、手前すぎたり飛ばしすぎたりでパスの時はお互いよく走ることになりました。距離感というのは練習で徐々につかめていくので『ベストな力加減』っていうのがわかってきます。何度もトスをあげてると『これぐらいの力でいいな』とわかる瞬間がきます!
ネット側に向かっての反転動作を早くする
最初に直上トスをしてからすぐ体を反転させる練習を紹介しましたが、この反転する動作を早くします。通常トスと同様にトスをあげるには、すぐボールの下に入ることが大事です。
もし練習ではなく、試合の場合はここからさらに注意点がひとつあります!
バックトスをしたあとはネット側からまた素早く反転するということも忘れないでくださいね。トスをあげたあとはブロックフォローという守備が待ってます。ネットを見る方向から反転するというのがポイントで、理由は相手ブロックの人数や飛ぶ位置を素早く確認するためです。
バレーのバックトス初級者のコツは軸足と足の向き!
右向きでも左向きでも軸足はネット側の足になります。軸足は前に、反対の足は後ろに下げます。ここでの注意点は足は横に開かないことです。理由は後ろへの体重移動をするために足は前後のほうがやりやすいからです。
通常トスはおでこの前からトスをあげますが、バックトスは頭のてっぺんからあげることが多いです。トスをあげる際に、胸を張る(上半身をそらせる)イメージです。あごを上げすぎるとバックトスだとバレる可能性がでてくるので、目線は通常トスで打とうとしているスパイカーを見ましょう!
自分の経験でわかったことですが軸足が逆だとネットに近すぎるトスがあがります。必ずネット側が軸足で、さらにネットと平行に軸足を置くと変な角度がつかずバックトスがあげれます。
バレーのバックトス上級者は手首でボールの向きを変えてみよう
初級編で『バックトスは頭のてっぺんからあげる』と書きましたが、相手チームに通常トス(おでこの前から)との差を見破られる可能性があります。トスがどちらにあがるのか、ばれてしまうのを防ぐために通常トスと同じ位置からバックトスをあげるやり方をお伝えします。
これができるようになるとバックトスなのか通常のトスなのか相手チームからわからなくなります。ブロックの人数を減らしたり、ブロックを間に合わなくさせることができます。
相手に対しては効果的な一方で、通常トスと同じ位置からのバックトスというのは難易度が上がります!通常トスは手首を前に押し出しますが、バックトスは親指にグッと力をいれて手首を返します。手のひらを上に持ち上げるような動きになります。
いざ試合になるとトスをあげる相手の手首の動きまではなかなか見ることができません。私の場合だと相手チームのトスがあがる瞬間は誰がスパイクを打ちに走り出すか、スパイカーのほうを重点的に見ていました。
人によってどこを見るかは様々です。相手スパイカーに気持ちよく打たれているという場面が多いならトスをあげる人を注視して、ブロックで確実に止めにいくというのもいい方法だと思います!
逆にトスをする人はいかに通常トスとバックトス、ボールが飛ぶまで方向がわからなくさせるかがポイントになります。
バレーのバックトスを全員で成功させるために!
通常トスかバックトスかわからないようにするのはトスをあげる人だけではないです。相手に誰が打ってくるかを絞らせないためにも、スパイカーが『自分のところにトスがくる!』と思って助走に入るのがベストです!
チームによってはあらかじめハンドサインでどこにボールがあがるかわかってる場合があります。通常トスもバックトスも、ボールが自分のところに来ないからってスパイクの助走をおろそかにすると相手から見破られます。手を抜けば自分が思ってる以上に相手から『この人のとこボール来ないな』と読まれてます!
ボールが来ないことがわかってても『自分に来る!』という雰囲気だして助走しましょう!自分に相手チームの目がいった分、ボールがあがる仲間のほうへの注目は少なくなりバックトスの成功率も上がります。
バレーのバックトスでボールが伸びない場合
上半身をそらせてみたり、腕の持っていきかたをもう少し後ろにするのが効果的です。スパイカーと離れているほうがバックトスは当然難しくなります。しかし相手チームからすると『スパイカーと距離があるからこそバックトスはない』と思ってしまうことがあります。
私は学生の頃、セッターがバックトスをしたとしても距離があるスパイカーはブロック対象から外していました。バックトスが上達して『こちらにはボール来ないだろう』と思われた人に逆にトスがあがれば一気に相手チームを慌てさせることができますよ!
バレーのバックトスでボールが伸びすぎる場合
ボールが伸びすぎる場合は通常トスよりもひじを外側に開いてバックトスをあげるとうまくいきます!ひじを開くと手のひらでボールに触れる場所(角度)が変わるので注意が必要です。これは練習ですぐ上達できるようになります。
バックトスが伸びすぎる場合の弱点はスパイカーが返球できない可能性がでてくるってことです。トスが乱れても最悪、返球できれば試合は続くのですがネットの端よりも奥までバックトスが伸びたとすると返球できる場所は1か所なんです。
相手チームは絶対そこで待ってます。バックトスが飛びすぎる場合は体の向きを反転させて通常トスに変えてしまうのも対応策のひとつになります。
バレーのバックトス成功のコツはイメージにあり!のまとめ
- 『バックトスないな』というタイミングでバックトスをするのが効果的!
- 上手くなってきたら通常トスと同様の手の位置からバックトスをあげれるようになると相手チームを翻弄できる
- 軸足はネット側でネットと平行になるように軸足を置く
- どちらにトスが来てもいいようにスパイカーは全力で打ちにいく
このようなことが分かってもらえたかと思います。『バックトス練習していこう!』という記事を書きましたが、通常のトスのほうが上手くスパイカーにあげれるならばそれは通常トスを選択するべきです!点を取っていくスポーツなのでバックトスにこだわらないのが正解です!
バックトスの一番のデメリットはスパイカーが見えないことなので通常トスよりうまくあげれる、ということはまずないです。相手のブロックを回避する選択肢のひとつとしてバックトスができるようになるといいよね、ぐらいのスタンスで練習していきましょう!
下記の記事は通常のトスを解説したものです。レフトとライトにあげるトス(オープントス)が上手いチームは試合にも強いのでぜひご覧ください!
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